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こんにちは。すっかり日照時間が激減してしまっているバンクーバーです。
「Beginner・ビギナー」についてちょっと書きたいな、と。
レベルってどう区分するの?
というディスカッションをいつも同僚としています。
テストなどの数字で現れるレベルと実際言語を習得していくうえでのレベルはあまり
相対しないと思うのです。
多少の点数はあてはまるにしても。
TOEICの点数が高くても話せるかといったらそうとは限らないですよね。
私たちの学校でのレベル判断はちょっと複雑ではあるのですが、
すぐ外にある英語の世界において、生徒達は「何ができるか」が焦点となります。
そして、Canadian Lanbuage Benchmark (CLB) というベンチマークを用いてレベル判定をしています(すごく単純に言うと、IELTS 6=CLB 7 IELTSはカナダの移民申請には不可欠な判断材料のうちの一つです)。でも、数字などではほとんど判断しません。
使う教材はいたってリアルです。
ビギナーレベルのテキストは、多少使う単語や長さが簡素化されていることも
ありますが、巷で見かけるマテリアルを意識していることは全レベル共通事項です。
そして、どんなにビギナーでも辞書は極力使わないという(マジです)方針のクラスが多いです。私も然り。
英語を身近に感じるには第一言語の辞書の存在がちょっとお邪魔なので。
辞書をひかないかわりに先生やクラスメイトに質問したりする回数を増やす、など、
少しでも英語を使う機会を増やすことを促します。辞書を使うとしても英英。
第一言語を辞書に用いる分には、「理解」はできるとしても「使用」できるかどうかは別問題です。復習する際、さらに理解を深める際に用いるぶんには大事です。
でも、クラスでの使用は、「なるほど!」というリアクションにはなっても
英語でのコミュニケーションがその後に続くかといったら、ほとんどの場合は
できません。もう頭の中で「訳」モードになっているのです。
ビギナーレベルでも、すべてとは言わないけれどもある程度の身近な単語は聞き取れる&読めるようになります。ただし、英語に触れていれば、です。
英語を身近に感じるには、そこに身を投じる、それだけで全然違います。
辞書を使えないということ知らされた生徒さんたちは、最初は固まってしまいます。
スマホを忘れてどうしていいかわからないある日の私のようです。
「依存」しているのですね。
でも、辞書なしでやっていかないといけない、と時間が経過するうちに悟った生徒さんたちは結構開き直っています。自分の持ってる単語をあますことなく全力で
使って意思疎通を図ります。私にも、クラスメイトにも。
「使っている」のです、英語を。
立派な図です。
そこで指摘される間違いは、大きなステップだと思うのです。
これを読んでくれているあなたが自分自身を「ビギナーだ」と判断する方なら、まず、1日のうち、30分、いや30分が長いなら15分でもいいでしょう、「All English」で耐久してみてください。携帯の文字表示を英語にする、SNSの言語設定も英語に変える、英語関連のラジオやPodcastをひたすらきく(「理解」のためでなく、とにかく英語に触れるため)とにかく癖付けていくのです。
圧倒されてしまうこともあると思います。
しかも頻繁に圧倒されるでしょう。言語は習得すればするほどキリがありません。
でも、その中でも「自分がいまできること」をいつも冷静に考えてみる、これも
習得における大事な道の一つだと思いますよ。
Think about what you CAN do (^^)
++++++++ Podcast Begins Here ++++++++
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さて、今日は『5分でできる症状の伝達 』
シーンとしては、病院に出向いて看護師と話しているところを想像してみましょう。
症状を述べる際に一番問われるのは「痛み」です。
その痛みについて聞かれる箇所があるので、そこに意識を向けて一旦音声を聞いて
みましょう。
でもその前に、まずは今日のレッスンで出てくる単語とフレーズを見ていきましょう。
a headache --- 頭痛
pain on a scale from one to ten --- 痛みの度合い1から10
the worst --- 最悪な
imaginable --- 考えうる限り
barely --- ほどんど~ない
IV (intervene) --- 点滴
では、音声をどうぞ。
・・・・・
どうかな?会話の流れは掴めたかな?
では、ちょいとチャレンジ。
今度は音声を聞きながら穴埋めをしますよ。
空欄に埋まる単語は3単語以内です。
A = nurse B = patient (you)
A: What ______________ today?
B: Um..... I have ________ headache.
A: Since when?
B: Since last night.
A: Can you put your _________ from one to ten, with ________________ worst pain imaginable?
B: Maybe eight.... I can barely __________....
A: Okay. ____________ had an IV before?
B: IV?
よく頑張りました!
では、スクリプトを読みながら正解を確かめていきましょうね。
A = nurse B = patient (you)
A: What brought you here today? (What's wrong?)
B: Um..... I have a really bad headache.
A: Since when?
B: Since last night.
A: Can you put your pain on a scale from one to ten, with ten being the worst pain
imaginable?
B: Maybe eight.... I can barely open my eyes.... (It's hard for me to open my eyes)
A: Okay. Have you ever had an IV before?
B: IV?
ちなみに、筆者、採血は全然平気なのですが、IVは苦手です・・・・汗&苦笑
では、今度はあなたが A & B になる番ですよ。
繰り返し練習してみてくださいな。そして、症状を変えてみるのもいいでしょう。
・・・・・・・・・・・
You did great!
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That’s it for the lesson (^^)
実際英語を使う場では、ほとんどの場合スローな英語を聞く機会はありません。
ゆっくり話してもらうように促さない限り、普通のスピードで会話は繰り広げられます。
そして、聞き逃しても繰り返してもらわないかぎり会話は続きます。
Can you repeat that, please? / Can you slow down, please? / Sorry? / Pardon?
という聞き方を身につけるだけで全然違いますよ。
ここでは、"IV?"という聞き返しをして会話が終わっています。
単語をそのまま聞き返すのも、立派なコミュニケーションスキルです。
でもね、不思議なことに、聞き続けていると慣れるのですよ。
同じ人の英語を聞き続けることも、一つのコツだったりします。
Adam君の声、聞き慣れていけば、大抵のカナディアンの会話は聞き取れるはず!
ブログ&Podcastでカバーできなかったレッスンは無料にて配信しております。
全編英語のレッスンですが、音声とテキストはダウンロード可能となっているので、
何度でも練習ができますよ。是非トライしてみてくださいね。
こちらからアクセスできます
↓ ↓ ↓
http://chsfrm.jp/wfd/fr/A5EM/A5E1
Till next time!