2014年11月10日

5分でできる症状の伝達 Health & Medical



こんにちは。すっかり日照時間が激減してしまっているバンクーバーです。

「Beginner・ビギナー」についてちょっと書きたいな、と。

レベルってどう区分するの?
というディスカッションをいつも同僚としています。

テストなどの数字で現れるレベルと実際言語を習得していくうえでのレベルはあまり
相対しないと思うのです。
多少の点数はあてはまるにしても。
TOEICの点数が高くても話せるかといったらそうとは限らないですよね。

私たちの学校でのレベル判断はちょっと複雑ではあるのですが、
すぐ外にある英語の世界において、生徒達は「何ができるか」が焦点となります。
そして、Canadian Lanbuage Benchmark (CLB) というベンチマークを用いてレベル判定をしています(すごく単純に言うと、IELTS 6=CLB 7 IELTSはカナダの移民申請には不可欠な判断材料のうちの一つです)。でも、数字などではほとんど判断しません。

使う教材はいたってリアルです。
ビギナーレベルのテキストは、多少使う単語や長さが簡素化されていることも
ありますが、巷で見かけるマテリアルを意識していることは全レベル共通事項です。

そして、どんなにビギナーでも辞書は極力使わないという(マジです)方針のクラスが多いです。私も然り。
英語を身近に感じるには第一言語の辞書の存在がちょっとお邪魔なので。

辞書をひかないかわりに先生やクラスメイトに質問したりする回数を増やす、など、
少しでも英語を使う機会を増やすことを促します。辞書を使うとしても英英。

第一言語を辞書に用いる分には、「理解」はできるとしても「使用」できるかどうかは別問題です。復習する際、さらに理解を深める際に用いるぶんには大事です。

でも、クラスでの使用は、「なるほど!」というリアクションにはなっても
英語でのコミュニケーションがその後に続くかといったら、ほとんどの場合は
できません。もう頭の中で「訳」モードになっているのです。

ビギナーレベルでも、すべてとは言わないけれどもある程度の身近な単語は聞き取れる&読めるようになります。ただし、英語に触れていれば、です。

英語を身近に感じるには、そこに身を投じる、それだけで全然違います。

辞書を使えないということ知らされた生徒さんたちは、最初は固まってしまいます。
スマホを忘れてどうしていいかわからないある日の私のようです。
「依存」しているのですね。
でも、辞書なしでやっていかないといけない、と時間が経過するうちに悟った生徒さんたちは結構開き直っています。自分の持ってる単語をあますことなく全力で
使って意思疎通を図ります。私にも、クラスメイトにも。
「使っている」のです、英語を。

立派な図です。

そこで指摘される間違いは、大きなステップだと思うのです。


これを読んでくれているあなたが自分自身を「ビギナーだ」と判断する方なら、まず、1日のうち、30分、いや30分が長いなら15分でもいいでしょう、「All English」で耐久してみてください。携帯の文字表示を英語にする、SNSの言語設定も英語に変える、英語関連のラジオやPodcastをひたすらきく(「理解」のためでなく、とにかく英語に触れるため)とにかく癖付けていくのです。

圧倒されてしまうこともあると思います。
しかも頻繁に圧倒されるでしょう。言語は習得すればするほどキリがありません。
でも、その中でも「自分がいまできること」をいつも冷静に考えてみる、これも
習得における大事な道の一つだと思いますよ。

Think about what you CAN do (^^)


++++++++ Podcast Begins Here ++++++++


さて、今日は『5分でできる症状の伝達 』


シーンとしては、病院に出向いて看護師と話しているところを想像してみましょう。
症状を述べる際に一番問われるのは「痛み」です。

その痛みについて聞かれる箇所があるので、そこに意識を向けて一旦音声を聞いて
みましょう。

でもその前に、まずは今日のレッスンで出てくる単語とフレーズを見ていきましょう。

a headache --- 頭痛
pain on a scale from one to ten --- 痛みの度合い1から10
the worst --- 最悪な
imaginable --- 考えうる限り
barely --- ほどんど~ない
IV (intervene) --- 点滴




では、音声をどうぞ。




・・・・・





どうかな?会話の流れは掴めたかな?

では、ちょいとチャレンジ。

今度は音声を聞きながら穴埋めをしますよ。
空欄に埋まる単語は3単語以内です。

A = nurse B = patient (you)

A: What ______________ today?

B: Um..... I have ________ headache.

A: Since when?

B: Since last night.

A: Can you put your _________ from one to ten, with ________________ worst pain imaginable?

B: Maybe eight.... I can barely __________....

A: Okay. ____________ had an IV before?

B: IV?


よく頑張りました!

では、スクリプトを読みながら正解を確かめていきましょうね。

A = nurse B = patient (you)

A: What brought you here today? (What's wrong?)

B: Um..... I have a really bad headache.

A: Since when?

B: Since last night.

A: Can you put your pain on a scale from one to ten, with ten being the worst pain
imaginable?

B: Maybe eight.... I can barely open my eyes.... (It's hard for me to open my eyes)

A: Okay. Have you ever had an IV before?

B: IV?

ちなみに、筆者、採血は全然平気なのですが、IVは苦手です・・・・汗&苦笑


では、今度はあなたが A & B になる番ですよ。
繰り返し練習してみてくださいな。そして、症状を変えてみるのもいいでしょう。




・・・・・・・・・・・




You did great!

----

That’s it for the lesson (^^)

実際英語を使う場では、ほとんどの場合スローな英語を聞く機会はありません。
ゆっくり話してもらうように促さない限り、普通のスピードで会話は繰り広げられます。
そして、聞き逃しても繰り返してもらわないかぎり会話は続きます。

Can you repeat that, please? / Can you slow down, please? / Sorry? / Pardon?
という聞き方を身につけるだけで全然違いますよ。

ここでは、"IV?"という聞き返しをして会話が終わっています。
単語をそのまま聞き返すのも、立派なコミュニケーションスキルです。

でもね、不思議なことに、聞き続けていると慣れるのですよ。
同じ人の英語を聞き続けることも、一つのコツだったりします。
Adam君の声、聞き慣れていけば、大抵のカナディアンの会話は聞き取れるはず!


ブログ&Podcastでカバーできなかったレッスンは無料にて配信しております。
全編英語のレッスンですが、音声とテキストはダウンロード可能となっているので、
何度でも練習ができますよ。是非トライしてみてくださいね。

こちらからアクセスできます
↓   ↓   ↓
http://chsfrm.jp/wfd/fr/A5EM/A5E1

Till next time!
posted by 大森くみこ at 00:56| バンクーバー ☔| Comment(0) | 健康・医療 | 更新情報をチェックする

2014年11月04日

5分でできる保険の問い合わせ Health & Medical


というわけで、11月。
今月はHEALTH (医療・健康)をテーマに進めていきたいと思いますよ!

よろしくお願いします!

今月のブログ・Podcastでは
・不運にも現地の救急病棟にお世話になってしまった・・保険の問い合わせをしたい
・クリニックなどで看護師と医者にしっかり症状を伝えたい
・薬局に行った際に、症状に合わせた薬の問い合わせをしたい
・食品のパッケージを理解したい
この4トピックをレッスン予定です。

そして無料レッスン(メール配信)では
・滞在先で体調を崩した時の訴え方
・誰かが体調を崩した際の対応
・9-1-1に連絡(意識の無い人と遭遇した場合)
・健康に絡むちょっとした会話(身内の健康について等)

そして、番外編では、「外国人の患者が来た時にきちんと対応・説明等をしたい」

こんな案配です!


ちなみにね、来月12月は師走ということで「SHOPPING」をテーマに考えておりますよ。
なにか「英語でこんなことができたらな」っていうのがあったらお気軽にリクエスト
してくださいね。レッスンにバンバン含めていきたいと思います!


++++++ PODCAST BEGINS HERE ++++++



今回は、病院などでの保険の問い合わせを会話パターンとしてレッスンを
進めていきますよ。

海外の救急病棟・病院で日本人スタッフが常駐しているとは限りません。
不運にも救急病棟に行かざるをえない状況になった際、料金や保険て
気になりますよね。病院では必ずそのようなやり取りが生じます。
ここでは、診察を受ける前の受付を済ませる際のコミュニケーションです。
病院スタッフが現住所や滞在ステータスを一通り聞き、後に金額の話になります。
そこからの会話ですよ。

日本で保険に加入したものの、現地での保険に加入していないために手続きが異なって
くることはよくあります。その際にしっかり受け答えや質問ができるように
頑張ってレッスンしてみましょうね。

まずは単語・フレーズ解説から入ります。
medical insurance - 医療保険
fee - 料金
personal health insurance - 個人の健康保険
claim - 請求
medical coverage - 医療保障

では次に、会話を聞いてみましょうか。


Where: Emergency Ward
Goal: To inquire about health insurance (inquire = 問い合わせる)


どうかな?聞き取れたかたな?

では、穴埋めをしてみましょう!(空欄は3単語以下です)

S: Staff P: Patient (You)

S: Do you have a medical insurance?

P: I have a personal medical insurance.

S: Do you have the _______? A card... _______?

P: Here you are.

S: Thanks. ..... Okay, so you will need to ________________________ today.

P: Oh, okay.. What ________ with my insurance?

S: We will give you a receipt and you will need to claim your medical coverage
___________ by calling your insurance company.


どうかな?聞けたかな?

do I do
on your own

この辺の発音の流れ、キャッチしてできるとカッコいいですぞ。

さて、確認がてらスクリプトを読んでみましょうか。

S: Do you have a medical insurance?

P: I have a personal medical insurance.

S: Do you have the documents? A card... maybe?

P: Here you are.


S: Thanks. ..... Okay, so you will need to pay the fee today.

P: Oh, okay.. What do I do with my insurance?

S: We will give you a receipt and you will need to claim your medical coverage on your own by calling your insurance company.


Okay!


さあ、今度はあなたの番です。まずは S (Staff) 、次に P (Patient) をやってみましょう。

どうだったかな?海外での健康保険制度はそれぞれ。
救急病棟にお世話になることはできたら無いに越したことはありません。
(私、カナダに来た一ヶ月後に救急病棟にお世話になりました・・・・苦笑)
備えあれば憂い無し、ということで、こんな会話も練習すればできますよ!

Give it a try!

次回のPodcastでは、「クリニックなどで看護師と医者にしっかり症状を伝えたい」
をトピックにしてレッスンをします!
posted by 大森くみこ at 14:28| バンクーバー ☔| Comment(0) | 健康・医療 | 更新情報をチェックする

2014年11月03日

5分でできるタクシー移動の際の会話 海外留学・滞在編




日本は現在3連休ですね!
連休はいかがお過ごしですか?天気がいいことを願いつつ。。
秋も深まりつつあるのでしょうね。。

筆者はハロウィンでお菓子を食べ過ぎて胃を痛めつつあります。苦笑

えっとですね、FacebookのA5Eページには載せたのですがね、
10月28日の火曜の夜に女子サッカー日本代表対カナダ代表戦を観に行きまして。
親善試合だったからチケットも凄く安かったのですよ。
席もすごくよくてね。

ラッキーでした(^^)


すっかりなでしこジャパンのファンになってしましました。
めっちゃ応援していきたくなりました。

なので、なでしこジャパンに詳しい方、是非私に色々教えてくださいまし。

カナダ選手も、かっこいい選手がバンバンいて、結構アグレッシブな闘いを繰り広げていて、
とても見応えありました!

来年のW杯が楽しみです☆☆


++++PODCAST STARTS HERE++++

さて、海外で必要なこと。なにかというと移動。

公共交通機関を使っての移動ももちろん、タクシーだって使う必要があることも
ありますよね。とは言え、タクシーは極力避けたいかもですがね。
日本のタクシーとはかなり異なります。
日本のタクシー会社は高ランクに入ります(力説)。

電車も不便なところや、時間帯的にタクシーでの移動を必要とする際にはやはり以下の
ような会話パターンを心がけておくといいかな、と思います。

まず始めに単語・フレーズの解説をしますね。

* preferred = 希望の (preferred seat)
* route = ルート(道順)(new route)
* Do you take ---- ? = ~を受付ますか? (do you take a traveller's cheque?)
* Alrighty = alright の俗語(いいよ、了解 など)(alrighty, see you soon)


さて、では会話に入りましょう。
まず、音声を聞いてくださいね

どうかな?パターンは捉えられたかな?

では、今度は以下の抜けた箇所を穴埋めしましょう。

D - Driver P - Passenger (you)

D: Hi, how are you?

P: Good thanks. Can you ______ YVR airport?

D: To YVR? ________.

P: Do you take _________?

D: Yes, we do. Do you have any __________________ route?

P: _________? Um... Can you take the _________ route?

D: Alrighty.


穴埋めのチェックも兼ねて以下のスクリプトを読んでみましょうかね。


D: Hi, how are you?

P: Good thanks. Can you take me to YVR airport?

D: To YVR? Sure.

P: Do you take VISA?

D: Yes, we do. Do you have any preferred route?

P: Route? Um... Can you take the fastest route?

D: Alrighty.


さて、今度はあなたがA, B を交互にチャレンジです。
意味をふまえた上で場所を変えても、言い方変えてもOK!

今回は二本立てです。
時間をあけずに11月のテーマに沿った『5分でできる』レッスンを更新しますぞ。
また、ブログ&Podcastでカバーしきれないパターンを無料にてメール配信しています。
音声とテキストのセットを週に一度(水曜 or 木曜)に配信します。
ご希望の方はこちらからどうぞ! 
↓   ↓   ↓
After Five English Free English Lessons


☆そしてお知らせ☆
来年の1月を目標に、有料のオンラインプログラムの開講を計画しています!
内容としては、SPEAKING & LISTENING が中心となるセルフスタート重視のプログラム
ですが、課題も出るので、希望の方はバンバンと課題を進めていって添削していく
交流型のシステムです。
オンラインなので、家からのレッスンとなります。9割英語です。
プログラムにはカウンセリングも含まれますよ。
詳細は追ってお知らせしますね(^^)



最後に、ちょっとしたアドバイスですが、自宅に向かう際に海外でタクシーに乗ったら、
家の目の前でおろしてもらわず、少しずれた場所(もしくは住所)でおろして
もらいましょう。
例えば、住所が1281番地なら、違う住所を教えるのもアリ。
もしくは1ブロックほどの距離で止めてもらうとか。手前よりも、少し先に行くことを
勧めます。

タクシーの運転手も、いい人だけではありません。
夜などは特に物騒です。
見知らぬ人に住所を覚えられるのもあまりいい気はしませんよね。
手前に止めたら追いつかれかねませんが、家を通り過ぎたら車はUターンをしないと
いけない手間が生じます。

自分の身は自分で守る、これは鉄則ですぞ。

Stay safe no matter what, out there!

ArtWork
posted by 大森くみこ at 05:47| バンクーバー ☔| Comment(0) | 海外留学・滞在 | 更新情報をチェックする

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